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関所の周りには兵士が武器を持って立っている。
「……銃は持っていないんだな」
岩屋はぽつりとつぶやいた。
「そんな高級品、こんなところにいるような僻地の兵士が持っているはずがないだろ」
輸送班長は、岩屋の話を一笑に付した。それだけありえない話だという認識らしい。実際、岩屋がここに来るまでの間に銃を見たのは、山を越える最中の1カ所だけだった。そのことを考えると、もしかしたら、あの部隊はエリート中のエリートだったのかもしれない。
関所の周りには兵士が武器を持って立っている。
「……銃は持っていないんだな」
岩屋はぽつりとつぶやいた。
「そんな高級品、こんなところにいるような僻地の兵士が持っているはずがないだろ」
輸送班長は、岩屋の話を一笑に付した。それだけありえない話だという認識らしい。実際、岩屋がここに来るまでの間に銃を見たのは、山を越える最中の1カ所だけだった。そのことを考えると、もしかしたら、あの部隊はエリート中のエリートだったのかもしれない。
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