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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3815/4202

3814.

「これで全部だな」

 最後の荷車の一台が関所を通ったとき、岩屋が確認を取る。

「そうだな、いよいよあとは近くにある村で一泊し、オリトークへと向かう」

 オリトークは特別市の中で東に位置しているところだ。大街道というだけあって、それぞれの特別市同士を結んでいるらしい。ただ、この山の大街道は、すでにその意味を失っているように見えていたが。

「まずは村へ行くのか。どんな名前の村だ」

「確か、アミーロスという名前だったはずだ。ふもとにある小さな村で、ラシークスと同じような規模だ」

 輸送班長が岩屋へと答えた。

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