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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3813/4202

3812.

「……ここが最後の関所になるわけだな」

 地図を見ながら、岩屋はつぶやいた。輸送班長が岩屋が持っている地図を覗き込みながら、今いるところをトントンと指で教えてくれている。

「そういうことだ。ただ、あの山を下り始めて最初の関所以外は、順調に進んでいる。そして、この最後になる関所だって、とてもとても順調に通り抜けようとしているわけだ」

 岩屋はちらっと輸送班長の方を見ると、何か残念な表情をしているようにも、安堵の表情をしているようにも見えた。

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