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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3805.

「そうだな、少なくとも死にはしない。俺らのカシラが決めたことだ。できるだけ殺さずに、ことを運びたいってな。だから、俺らもそれに従う。ここを通してくれたら、誰も傷付かずに済むんだ。どうだ、悪い話じゃないだろう」

「いや、ダメだね」

 真ん中の男が、グイッと銃口をアルダースへ向けてくる。

「お前が関所長か。何がダメなんだ」

 銃に狙われている状態であったが、すでに慣れていたアルダースには効果は今ひとつのようだ。

「こちらに課せられた任務は、ここを通すな、だった。ここにきてしまった以上、こちらとしては、当然その任務を果たさなければならない」

 任務を重要視しているのは、互いにその通りだ。だから、アルダースも、任務と言われれば、少なくともなんらかの譲歩が必要だと感じた。

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