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「銃の発射間隔がわかれば、あとは一気に攻め立てることができそうです」
「そうだな、弾は何発撃たれた」
岩屋はスカイハルからの発言を聴きつつ、ベンターナへと尋ねる。
「2発です」
「ということは、1発はまだ撃てる状態にあると考えるべきだろうな。しかし、時間がない。木の板を組み合わせ、厚めにしてそれを盾とする。すぐに作業へ。それと、それを2つつくり、2人分の防御とせよ。さらに、後方からは弓矢を射る。銃による後方支援は今回はできない。心してかかれ」
「はいっ」
簡単に敬礼をし、岩屋の命令を面々は受領した。




