僕の異世界復讐話し

3765.

「……いい夜空だな」

「そうですね。何か飲まれますか」

　スカイハルは言いながら背負っていたリュックの中をあさる。向こうの世界から持ってきたコップ類を出して、さらにインスタントコーヒーのようなものも見せた。

「いいが、誰かに見つかったら言い訳は難しいぞ」

「構いやしませんよ。軍事部門の秘蔵のものだとかいえば、納得してくれるでしょう」

　それで相手が納得してくれるのであれば、どれだけ楽なことか。そう思いながらも、岩屋は相伴にあずかることにした。