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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3741.

 10分とかからず、火矢のための火を起こしてみせた。持っていた布を火種の代わりとして、火打石を打ち合わせて火を起こした。

「……よし、できたな」

 岩屋はその火種を大きくさせ、火縄を用意させ、それで即席の火矢を作らせた。

「順次、撃ち方はじめっ」

 それから輸送班員にもそれを配り、できるだけ数多くのものを撃たせる。単純に、当たる確率を上げるためであるが、さすがに訓練を受けている岩屋たちとは違い、輸送班員らの火矢がバリケードに届くことはなかった。

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