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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3713.

 両手持ちに刀を構えて、とにかく突っ込んでくるという、代わり映えしない戦術のために、山賊の一人を捕まえるのは簡単だった。突っ込んできたところを軽く右へといなし、テッセラはそのまま首をつかんで引き倒す。

「あがっ」

 短い声を上げて、山賊の一人が倒れた。それを見て他の人らは躊躇しているようだ。仲間、というよりかは自分が死ぬのが、倒されるのが怖いといった雰囲気を感じる。

「さあさあさあ、次倒れるのは誰だ」

 ここぞとテッセラは大声で脅しをかける。倒れた山賊が持っていた刀を乱暴に奪うと、それを山賊らへと向ける。アルダースがその間にほかに武器を持っていないかを的確に確認していた。

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