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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3706.

「そこで君らには、あの山賊の遮蔽を取っ払ってほしい。できれば山賊もろともやってくれるのであれば、文句ひとつ言わんぞ」

 岩屋にそれを言いおいてから、輸送班はいったん休憩の指示を出す。代わりに前線へやってきたのは警護班の5人だ。岩屋を含めて6人で、まずは姿が見えない山賊を釣り上げていくことにする。

「ベンターナ、何か見えるか」

「いえ隊長。動いているのはバリケードの表には見えないです。奥側は、確かに遮蔽物が多すぎて、見えないですね」

 遠くに輸送班がいるおかげで、小声であるが岩屋はそれぞれの名前を呼んでいた。

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