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「へぇ、胆力はあるようだな」
その目を見て、輸送班長は何かを感じ取ったようだ。組長以下は、その反応を見て、班長をじっと見ていた。何を考えていたかは岩屋からはわからないが、驚いているようにも見えた。
「いいじゃないか。まずはお手並み拝見といこう」
そして輸送班長は所長へと向き直る。
「いつ出発になるんだ。こちらはいつでも輸送できるぞ」
「ああ、この挨拶が終わり次第、準備を整えてもらう。そうだな、30分後に外に集合を。出発する」
所長の決定で、いったんばらばらと荷物をまとめることとなった。
