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岩屋がそう考えたら、すぐに行動することにした。まずは、ここから出ていくための算段だ。外はおそらく固められているだろう。賓客扱いとはいえ、逮捕されてここにきているわけだ。おそらくは外に出してしまっては、奉王将軍としての素質が問われる事態になるだろう。
そこまで考えて岩屋は、窓から外を眺めてみる。下では兵士が3人1組で歩哨をしているのが見える。ここから降りたとしても、おそらくはあっという間に捕まってしまうだろう。かといって廊下も出るわけにはいかない。さて、どうしようかと、岩屋は考えをまとめるために、ベッドに座りなおした。
