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小屋のドアを開けると、何の変哲もないただの物置小屋だ。
「こちらへ」
言いながら彼女は全員をその小屋の中に入らせる。ドアを確実に閉めると、さらには鍵までかけた。
「何があるんですか」
小屋は6人と1人が入って、あと3人ほどは入れそうな隙間がある。その隙間にはいくつかの木箱が積み上げられていて、それが赤色、黄色、青色、黒色に別けられていた。
「これから行うものは、決して外に漏らしてはいけません。漏らせれば最後、わが社の精鋭部隊により死にます」
簡単に彼女はいってのけた。




