僕の異世界復讐話し

3673.

　扉を開けて、中へとまずアルダースが入る。

「こんにちは」

　ぱっと見は、どこにでもあるような商店。という印象を受けていた。両手で物書きをしやすい位置にあるカウンターを隔てて、客側と店側に分かれている。店側は目隠しになる屏風のように蛇腹に折りたたむことができるようになっている策がさらに数メートル、カウンターから奥にあった。それによって、店の奥側は全く見通せないようになっている。

「はーい」

　そんな屏風の片側がからからと開けられて、女性が出てきた。