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「この名前が違うのは」
「ああ、君らは覚えていないかもしれないし知らないかもしれないが、君らはすでに都督によって指名手配を受けている。今まで捕まっていないのはそんなことを気にしていない人らのおかげだろう。だが、名前も一致するとなれば、これからはそうはいかない。いくつかの関所を通り抜けることもあるだろうし、会社からの任務で行かなければならないこともあるだろう。そこで、この社員証が役に立つ」
要は、そっくりさんです、通してください。と言って切り抜けろ、ということのようだ。
