僕の異世界復讐話し

3625.

　中は雑貨屋だ。壁や通路には棚が並んでいて、そこにはいろんな小道具が置かれている。動物の焼き物から、食事に使うようなカトラリー、何かの面に果ては見たことがない何に使うのかすらわからない道具まで。だいたい大きくても1メートル四方に収まるようなものばかりが、雑然と置かれていた。

「さて、何か面白そうなものがあるか、だな」

　言いながらスカイハルへと岩屋はあるものを見せる。焼き魚を模した焼物だ。素焼きに近く、何かの釉薬を塗っている様子はない。