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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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361/4169

360.

「貴方の胆力を主に。それに、危機察知の能力も」

「それで結果は」

 奉王将軍が眼前30cmにまで迫ってきたため、岩屋は椅子に座ったままで若干身を後ろにそらす。その時、奉王将軍は突然、机にあったお茶を取り、一気に飲み干した。

「なっ」

 岩屋が止める暇なんてない。それほど素早い動作だった。ふぅ、と、お茶を飲み干してから息を吐くと、今度は岩屋へとコップを渡す。何が何やらわからない岩屋は、ただコップを黙って受け取るしかできなかった。

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