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それからさらに10分ほど経った頃。ようやく、スカイハルが目的地へとやって来た。連れてきている人がいないところから見て、どこかで撒いたのだろう。
「お待たせしました。みなさん、もうお揃いの御様子で」
「まあ座って座って」
ペロースが再び椅子のような切り株を持ってきて、そこにスカイハルを座らせる。
「それで、そっちには2人ほど行っていたようだが、どうだったんだ。今はいないということは、どこかで撒いたということなのだろうが」
岩屋はスカイハルが座るなりすぐに質問した。




