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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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357.

 それから岩屋を執務室へと、直々に案内する。

「それで、貴方の領土では、特になにも起こっていないようね」

「ええ、今のところは」

 岩屋の前にはお茶が差し出されている。だが、にっこりとほほ笑む奉王将軍を前にして、岩屋はお茶に手をつけようとしない。何か入っているかもしれないと思い、飲むことができないのだ。

 それを前にして、奉王将軍は勧めることも下げることもしない。ただ、微笑んでいるだけだ。まるで、会話をすることが目的のように。

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