358/4198
357.
それから岩屋を執務室へと、直々に案内する。
「それで、貴方の領土では、特になにも起こっていないようね」
「ええ、今のところは」
岩屋の前にはお茶が差し出されている。だが、にっこりとほほ笑む奉王将軍を前にして、岩屋はお茶に手をつけようとしない。何か入っているかもしれないと思い、飲むことができないのだ。
それを前にして、奉王将軍は勧めることも下げることもしない。ただ、微笑んでいるだけだ。まるで、会話をすることが目的のように。
それから岩屋を執務室へと、直々に案内する。
「それで、貴方の領土では、特になにも起こっていないようね」
「ええ、今のところは」
岩屋の前にはお茶が差し出されている。だが、にっこりとほほ笑む奉王将軍を前にして、岩屋はお茶に手をつけようとしない。何か入っているかもしれないと思い、飲むことができないのだ。
それを前にして、奉王将軍は勧めることも下げることもしない。ただ、微笑んでいるだけだ。まるで、会話をすることが目的のように。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。