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「それで、これからどうしましょう」
一旦は男部屋として使う予定の部屋へと全員入る。女性勢は、荷物を自室においてからとなった。まず口火を切ったのはスカイハルだ。
「そうだな、地図を」
「はい」
岩屋は言われて地図を出させる。それから現在地、そして目的地をそれぞれ指した。
「しばらくはこの街道をまっすぐに突き進む予定だ。問題となるのは互いに悟られないようにしなければならず、ある一定の場所ごとに集合と離散を繰り返すべきか、はたまたこの6人組を維持したままで行くべきなのかという点だな」




