僕の異世界復讐話し

3523.

「彼ら、どう答えますかね」

　スカイハルが、ぼそぼそと岩屋へと耳打ちする。

「さあな、だが、僕たちとの共同戦線をはるのは、問題がないと判断するだろう。それ以上の要求については、失敗すれば血を見ることになる。慎重に回答することだろうな」

　岩屋は同じようにスカイハルへと答えた。ただ、岩屋たちのように5人に順々に尋ねていく、ということはせず、フーリオは近くにいた別の1人と簡単に話し合いをしただけで結論を出したようだ。