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「あなたは一体……」
岩屋があらためて尋ねる。
「あなた方と気持ちを一にする者です。今我々は地下深くに潜伏していますが、ちうかは大反乱となり、我々の地位を示すことにしています」
「ならば、その時が刻一刻と近づいているでしょう」
彼らがどこまで本気なのかは、少なくとも用意されている武器の数々を見れば明らかだ。数百人規模の大隊であれば、1個や2個はすぐにでも組織できる人手はある。
「しかしながら、僕たちはあなた方と手を組まないかもしれない。そうなった時はどうしていましたか」
手を組む前提で岩屋は話を進めていた。




