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そしていくつかの部屋を見ていくと、再び武器庫へと辿り着く。こんどは大砲ではなく、刀剣類が所蔵されていたところだ。この辺りになると資源も豊富だったようで、一人一つ以上に用意されていたことがわかる。棚一面にさまざまな大きさの掛けるための道具が備え付けられており、日本刀を水平にして保存するための保持台のように、両端で刀剣を持つことができるようになっていたようだ。
「このあたりにあるのは、約300年前に実際にここに保存されていた、刀剣らしいですよ」
一角には古びた刀が、そのまま備えられていた。




