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「この村に宿がないかどうかを確認してほしい」
「了解です」
岩屋が村はずれで指示を出すと、すぐにアルダースとペロースが村の中へと進む。それから30分ほどかかってから戻って来た。
「宿になるようなものはないですが、ここの空き家を一室貸すので、そこで寝泊まりしてほしいということです。明日はあいさつなど無用だからさっさと出て行けということでした」
「そうか、となれば、僕が何かいうこともないだろう」
よそ者にきつくなるのは予想の範囲内だった。そこでアルダースが言われたところに案内してもらうことになった。
