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1時間半ほどのゆっくりとした時間をかけて、6人はそれぞれ街道に合流することができた。かなりの長時間かけたのは、数百メートルごとに出てくれば誰かしらの目につきかねないためである。さらに目的地を設定していたおかげで、離れ離れになったとしても、その目的地の入り口付近で再集合することができた。
「よし、全員無事だな」
スカイハルが人数を確認して、そろっていることを確認する。街道から少し離れた脇道を通り、集落や村と形容されるような土地へとやって来た。今のところ、岩屋らの本当の素性がばれたと疑うものはない。




