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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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3407.

「閣下、我々の覚悟は並大抵のものではないです。すぐにでも行くことも、我々は後悔しないでしょう」

 スカイハルの言葉が詰まることなく紡がれていく。つまりは全てが台本なのだろう。だがその台本であったとしても、士気を高める効果は十分だ

「よろしい、では出発しよう。基地司令、すまないがこのあたりの把握できている範囲でいいので、最も近い街道はどこだ」

 会議室の隅で待機していた基地司令に岩屋は尋ねた。

「この山裾に一つの集落があります。そこから山の山頂を背にしてさらに降りていくと、小さいながらも街道があります。おそらくはそれが最も近い道となるでしょう」

「よし、では我々はそこに向かって出撃する。連絡は行うことができないだろうが、できるだけ折を見て行うつもりだ。できれば毎日、と言いたいが1週間に1度くらいできれば上出来といったところか」

「了解しました、上公閣下」

 それから基地司令はこちらへ、と言って基地の敷地のぎりぎりまで案内し、そこから岩屋らが山を下っていくのを、姿が見えなくなるまで見送った。

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