僕の異世界復讐話し

3309.

「では、引き続き捜索にあたります。少なくとも、この集落については敵対勢力の類はいないと偵察部隊から報告を受けておりますので」

「継続して頼んだ。だが偵察部隊のことは信用しているが、姿かたちを変えることはいくらでもできるだろう。油断することなく、ことに当たってほしい。少なくとも我々が知っているような姿で活動するほど愚かではないだろうからな」

「陛下の命とあれば」

　基地司令は少し微笑んだような表情を見せつつも、岩屋へ対して敬礼をして見せた。