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325.

 奉豪将軍が奉執将軍の軍門に下ったという話は、あっという間に全世界へ知れ渡ることとなった。選挙を行うと言うことも決まったということが知らされたのだが、さほど盛り上がっている雰囲気はない。

「奉豪将軍は、どうも奉豪将軍として続いていきそうだね」

 奉執将軍の執務室で、ライタントから岩屋は報告を受けた。すでに岩屋の傘下にいる各将軍の執務室の間は、真先に造らせた直通の電話線を使っているため、今や、この場にいてほぼ全ての情報を得ることができた。

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