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286.

 ヒカイロネは、これまでないほどに悩んでいた。奉執将軍王宮内にある自室のベッドにあおむけになって横たわる。電気をつけていないため、カーテンを開けっぱなしである窓から星や月の光が、ゆるやかに部屋の中へと降り注いでくる。本当は白い壁紙だが、今は杜若色(かきつばたいろ)をしている。他の家具も、深い色をしていて、外から見れば、人がいるとはだれも思わないだろう。だが、ヒカイロネが、そこにはいた。

「はぁ……」

 溜息を吐き、ヒカイロネは考え続けていた。

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