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283.

「ヒカイロネ、来ました」

 ヒカイロネ付きの従兵が、岩屋たちに声をかける。敬礼をしているので、岩屋が答礼をすると、すぐに姿勢を直し、研究室の端で待機する。ヒカイロネは、ゴアフラと岩屋のそばまできた。

「どうしましたか」

「ああ、相談したいことがあってな」

 そう言って、岩屋は先ほどゴアフラと話しあった話をする。壊れた飛行機を指さしながら、岩屋がヒカイロネに言った。

「どうだろう、あの飛行機にシャホールを載せてみないか」

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