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262.

 岩屋は奉勝将軍が逃亡しようとしていることを知らずに、どんどんと駆けていた。出来るだけ早く、奉勝将軍をとらえることが必要だと信じていたからだ。1分1秒が、すでに勝負となっていた。

「よし、このあたりで休憩しよう」

 2時間ほど走り続け、馬たちもつかれている。そう考えた岩屋は徐々に速度を緩めつつ、里の一つに入った。中心部の広場には、小さいながらも池があり、頑丈な石組の中に水が満ちていた。近くに、里が持っている馬がいることから見て、ここが馬用の水飲み場になっているようだ。

「奉執将軍様でしょうか……」

 岩屋が自分の馬を池の傍につないでいると、1人の老人が近付いてきた。

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