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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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249.

 カキン、と金属音が鳴り響き、銃口から銃床までをみごとに3等分され、打とうとしていた人物の手首ごと、ゴトッと床へと落ちた。

「確保っ」

 兵の誰かの声が聞こえる。岩屋はそれをはっきりと知覚する頃、ようやく状況が頭に入ってきた。

「こいつの手当てをして、それから尋問だ」

 岩屋は、それを聞いて驚いている周囲の人たちをさしおいて、テロリストへと近寄り、一つだけ聞いた。

「これだけ聞こう。お前は奉勝将軍の領域から来たのか?」

 テロリストは、何も答えない。代わりに舌打ちをしつつ、顔を背けた。どうやら岩屋暗殺に失敗したことを悔やんでいるようだ。

「そうか」

 だが、岩屋にとっては十分な成果だったようだ。連れてけと命じながらも、ライタントへと言い切った。

「僕も行こう。こう正面切ってケンカを売られたんだ。買わないと失礼だろう」

 もはや、ライタントが何を言っても聞かないだろう。それを感じ取ったライタントは、わずかなため息とともに、分かりましたと答えた。

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