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243.

「……わかった」

 岩屋は、ヒカイロネに告げる。

「さて、それ以外に君に頼みたいことがある」

「なんでしょうか」

 ヒカイロネは、なにやら待ち構えているように見える。岩屋は、そんな彼女に、今後の計画を話していった。

 聞きすすめるにつれて、何やらヒカイロネは、難しいような、楽しそうな、そんな表情を浮かべた。

「……つまり、戦争のために、使えと」

「内政を安定させるために、君の力がいる。そういうことだ」

 分かるよね、と岩屋はにこやかに話す。

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