僕の異世界復讐話し

234.

　中央集計所は、奉葎将軍の省城に設置されている。ここでは、全国あちこちに設置されている開票所からの連絡が順次入ってくることになっていた。開票が始まってから30分後、小さな開票所が開票終了を知らせてきたのを皮切りに、次々と情報が入ってくるようになった。

　中央集計所は、他の開票所と同様に、不正が無いように、また不正が行われないように兵が見張っていた。集計が進むと、大規模なところの情報が入るようになり、一度に1万票、10万票の単位で増えていくこととなった。