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221.

「いやはや、ならば折衷案といこうじゃないか」

「例えば?」

 一通り笑い終わり、息を整えると岩屋がライタントに提案する。

「奉執将軍の下に奉葎将軍を置く。これは譲れない。しかし、奉葎将軍職をなくすのもよくない。とすれば、奉葎将軍職とは別に代官職を兼ねさせる形をとらせればいい」

「同一人物が二つの職に就く。そういうことですか」

「そうだ。片方は奉王将軍を頂点とする現在の奉葎将軍として。もう片方は僕を頂点とする新たな支配階層の一員として」

「それは確かに折衷案ではありますが……」

 どうやらライタントは何か言いたげだ。岩屋は気にせずに言うがいいと、ライタントがいいやすくなるように促す。

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