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岩屋は、奉葎将軍の執務室を占領して、この領地を奉執将軍領と一体化することを宣言した。その宣言は、当然にラジオの電波にのり、全国に知れ渡ることとなる。これは、ずいぶん昔に岩屋が奉執将軍を襲ねた時と同じことをしているということだ。
「さて、やはりこうなるようだな」
岩屋は、奉葎将軍の執務室で、語った。周りにはラグの部下だった男も、ライタントと一緒に並んでいる。
「現状、内乱や暴動の類はどうなってる」
「件数は急激に下降しています。奉執将軍として、安定した政治を行っていることを知られているのだろうと推測しています」
ライタントが、岩屋へと報告を行った。
