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202.

「あの時、ラグと君のどちらかしか、奉葎将軍の候補はいなかった。いまも似たような状態であるが、研究者としている二人も、将軍として人を治める力を秘めていると思っている。この僕がそうであるようにね」

 ライタントは黙って岩屋の話を聞いている。

「だから、思うんだ。もう少し、時間が遅ければ、僕はラグを奉葎将軍として統治するように思っただろうか、とね」

「もしかして岩屋さんは……」

 話を聞きながら、一つの意見を持ったライタントは、岩屋に尋ねる。その話は、どうやら岩屋も考えていたことのようで、黙ってうなづいた。

「そう。彼は僕が思ったような将軍の器ではない。そして、彼を奉葎将軍として治めるようにしたのは僕だ。この件は、僕が終わらせる必要がある」

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