180/4170
179.
ゴアフラの研究室の今後の指針を決めると、一行は屋外実験場から今度は屋内へと入り、ヒカイロネが主任を務めているシャホールの実験室へと入った。ヒカイロネはシャホール作りをしているのは、既に述べたとおりである。本日は、途中の結果を確認するための日となっていた。先ほど屋外実験場でゴアフラの研究結果を岩屋は見たため、次はヒカイロネの番なのだ。
「現在、“人によく似た形の”シャホールは、電力問題を解決し、コンピューターを小型化することで搭載するということは、理論として提唱されています」
ヒカイロネが研究室の中で、シャホールの試作品を見せつつ説明をしていた。




