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岩屋は、研究を続けていた。サザキをよみがえらせるという最終目標を果たすため、まずはその第一段階と位置付けているシャホール作りだ。2人の新たな仲間とともに、その研究を続けている。
「それで、どうなんだ」
「ええ、あなたが書いた設計図通りに造ると、確かにうまく行きます」
ヒカイロネが研究所で報告をしている。ゴアフラもヒカイロネのすぐ横に立っていながら、報告を聞いていた。報告書は共同執筆となっているため、交代で岩屋へと報告をしているのだ。今日は、ヒカイロネの番というわけである。




