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1444.
「実際のところ、親衛隊はどこまで持ちこたえられそうだ」
署名する書類もなくなり、ちかちか光る不安定な電球の明かりと、すでに裂けた天井からの光が降り注いでいる秘匿司令部で、護神将軍は侍立に聞いた。
「さほど持ちこたえられないでしょう」
楽観的ではなく、ただ正直に侍立は答えた。
「どれほどだ」
「王国方がどれほどの戦力をぶつけてくるかによりますが、早ければ1時間は持ちますまい」
「1時間か……」
今の時間は、といつもの癖で壁に目をやる。しかし、そこはただのくすんだかべがあるだけだ。護神将軍はそれを思い出して、結局時間を確認するのはあきらめた。




