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138.

「やはり作られるのですか」

 お茶を飲むのを確認しながら、ライタントがつぶやいた。

「ああ、どうしても、作らなければならないのでな」

「そうですか。それで、どうなさるおつもりで」

 ライタントは、わずかに首をかしげながら聞く。本気で作ろうということが、いまいち理解しきれていないという様子だ。そして、仮にしようと思っていても、作れるのかどうかが疑問だという表情でもある。

「なに、僕は本気だよ。とはいっても、これまで頑張ってきてもらったから、一旦休んでもらってもかまわない。内政も落ち着いているようだし、問題はないだろう」

「そうですか、とはいうものの、里は壊滅状態ですし、行く場所が……」

「そうか、まあ、好きにしたらいい。1週間、休暇でも取って、あちこち旅をするっていうのはどうだ」

 急に岩屋は思いついたようにライタントに提案した。だが、旅に出ると言ってもどこに出るかは、全く考えていなかった。

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