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133.

 夕食が2時間ほどで終わると、それからはドンチャン騒ぎのお祭りだった。みんなが、飲めや歌えやの大騒ぎだ。岩屋たちがいる広場だけではなく、奉城全体がさわいでいる。そんな感じがしている。それほどに騒がしくなっているのだ。

「この時ばかりは、いつもの忙しさから解放されて、一時の楽しみに身をとおじるのですよ」

 岩屋へと、奉王将軍が語りかけている。ラグも岩屋も、将軍席から、楽しそうにしている民衆を眺めていた。さすがに中に入ることは出来ないので、席から見ているだけだが、それでも十分楽しいものだ。

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