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124.
「どうぞ」
6人の女性が、それぞれ1皿ずつ持って捧げている格好になっている。まるで、岩屋たちが神にでもなっているようだ。
「いただきます」
岩屋は手を合わせ、他の二人は何も言わずに皿の一つを取る。そして、そのしっかりと火が通った肉を、一つ手に取り食べた。
「頂かれましたぁっ」
どこかで男が大声で触れまわる。これを合図として、どこからともなく歓声が上がる。そもう一皿も、その歓声の中で食べ、そして奉王将軍が立ちあがって、宣言した。
「さあみんな、宴の始まりだっ」
うぉぉーとこれまでにないほどの大歓声が上がった。
