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122.

「お楽しみいただいていますか」

 ラグと岩屋に、奉王将軍が語りかけた。

「ええ、とても楽しんでいますよ」

 岩屋が答える。目の前では、どんどんと焼き上がっていく羊と牛がいる。それぞれ2頭。奉執将軍用と奉葎将軍用である。ラグは、物珍しそうに、その焼き上がっていく様を見ている。だが、岩屋は、焼かれて行くその光景にさほど興味がないようだ。

「奉王将軍、あれらの肉はどうなるのでしょうか」

「生贄となった羊と牛の肉は、その一部分がまず貴方方へ献上されます。それを貴方方がしっかりと食べてから、人々へ広くふるまわれます。無料です」

「ほう、無料」

「ええ、将軍ともなる方の懐が広く、徳をしらしめるという意味合いがあるので」

 奉王将軍は、にこやかに話し続けた。

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