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そんな現状把握でありながらも、護王将軍は着々と第2、第3の手を打っていた。その最後にして最大の手というのは、サザキについてである。サザキは、現在、護王将軍のもとで保護されている。保護といえば聞こえはいいが、実情は監禁である。将軍宮殿の中心近くにある兵舎を改造した部屋が、サザキの居室となっていた。世話人が数人、さらに専属の調理人が配属されているが、それは部屋の外に出なくても、全て事足りるということを意味する。つまりは、ここから出す気はないという護王将軍の意思表示だ。それをサザキの母親にして、前の奉王将軍のシトルンは分かっていた。




