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「新たな鎮郷将軍の即位である」
ゴーンドーレスは、前の鎮郷将軍の葬儀を行い、その1か月後に大々的な戴冠式のような式典を行った。全世界へとそれは中継され、名実ともに鎮郷将軍の将軍職を襲ることとなった。そして、その式典で鎮王将軍の支配から脱することを宣言し、岩屋国王の傘下となることとなった。
それを疎む人らもいた。鎮王将軍と護王将軍である。鎮王将軍領として初めての将軍領の喪失は、それでもまだ楽観的にとらえられていた。まだまだ距離はある、まだここまで来るには時間がかかる。そんな現実からわずかにかい離したような考えでいた。




