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「現状順調だな」
ゴーンドーレスが部隊の指揮を見ながら言う。すぐ横に控えていた副官が、それに答えた。
「はい、あの弓矢攻撃だけが今の唯一の妨害です。しかし、何やら隠し球を持っている気がしてならないのです」
「ああそうだな、それは私も思う」
ゴーンドーレスの独特な嗅覚はよく当たる。それも、当たって欲しくないときに、特にだ。今回もその例に漏れず、緊急電がゴーンドーレスにもたらされた。
「回廊へ派遣していた偵察機からの報告です。巨大ミサイルを発見、爆破の許可を求めてきています」
駆け込んできた伝令が、一気にまくしたてた。




