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「この件について、知っている者は」
「私たちの他には、スカイハルと報告をしてきた部下だけです」
ライタントが言うと、岩屋はすぐに決断する。
「この件については、最高の機密とする。決して口外してはいけない、いいね」
「すでに承知しています」
「さすがだな」
「ありがとうございます」
ライタントが頭を下げて礼を言う。そして岩屋は建物へと通じる階段へと歩を進める。
「ああそうだ」
思い出したように、岩屋がライタントへと聞いた。
「彼らは今も、護王将軍のところにいるんだな」
「ええ、定期的に報告を送ってきておりますので、まだ発見されていないかと」
「ならばいい、これからも報告を絶やさないようにしてほしい。鎮王将軍を平定すると、出来うる限り早く、サザキの保護へと話を進めたい」
「分かりました。準備は整えておきます」
そうしてくれ、と岩屋が言って、それから再び歩き始めた。




