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1055.
敵側の反応を知らせるものは何もない。急な眩しさで驚いて動くことができないのだろう。それに乗じて、特殊部隊が対空陣地を左右から一つ一つ無力化する。砲手を馬乗りになり、あるいは撃ち、それとも砲に詰め物をし、さらには勢いよく体当たりをして横倒しにするものもいる。混乱の極地にある第2塹壕ではあるが、その混乱に輪をかける存在が押し寄せてくる。
「いけっ、行くのだっ」
声を出して兵を鼓舞しているもは戦車部隊長である。
敵側の反応を知らせるものは何もない。急な眩しさで驚いて動くことができないのだろう。それに乗じて、特殊部隊が対空陣地を左右から一つ一つ無力化する。砲手を馬乗りになり、あるいは撃ち、それとも砲に詰め物をし、さらには勢いよく体当たりをして横倒しにするものもいる。混乱の極地にある第2塹壕ではあるが、その混乱に輪をかける存在が押し寄せてくる。
「いけっ、行くのだっ」
声を出して兵を鼓舞しているもは戦車部隊長である。