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進軍を続けているゴーンドーレスらは、6時間ほどで最初の塹壕へとたどり着いていた。その後ろでは、道路に歩哨を立たせながら、鉄道を急ピッチで敷設している。
「ここが、第一塹壕だな」
ゴーンドーレスが乗っていた車から降りて、副官とともに視察をしながらつぶやいた。今までの道とは全く違い、大きな広場のようなところに、報告通りの簡単な2本線だけの塹壕が掘られているのが遠目からでもわかる。そこに有刺鉄線を網目状にしてバリケードとしていた。
「軽火器程度しかないようですが、それでも生身ならば十分に殺傷可能でしょう」
副官が双眼鏡を使って、偵察するとゴーンドーレスに感想を述べた。




