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裁判所

〇同、応接室

   待ち続ける松平、立ち上がって背伸びをする。


〇同、夕

   外暗く、部屋に明かりがついている。

   待ち続ける松平。

   ドアをノックする音。

   扉が開いて、課長が資料を持って入ってくる。


課長「長らくお待たせしました。御子息の成績は優秀でしたので、

 諸資料を取り揃えて担任と学部長の推薦状をもらい創立30

 周年特別奨学生に採用が決定いたしましたのでお知らせします。

 おめでとうございます。これが採用通知です。ここに署名と

 捺印を。こちらは御子息。明日学生課窓口に提出してください」


   松平、立ち上がり最敬礼する。

松平「ありがとうございました!」


〇京都地方裁判所、外

   モダンな京都地方裁判所の正面。

   守衛がたっている。


〇同、第五民事、外

   第五民事、保全、破産とある。


〇同、破産、内

   カウンター、向こうに数人の職員がいる。

   松平、中に入りカウンターに近づく。

   眼鏡をかけた職員宮前が対応する。


松平「あのう、破産の手続きに来ました」

宮前「個人ですか法人ですか?」

松平「個人二通と法人一通です」

宮前「計三通ですね?」


   宮前、申請書を三通カウンターに置く。

   松平、申請書を受け取る。

松平「なんや、法人も一緒か・・・」

   松平、パラパラと申請書をめくりながら出る。


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